中国元を日本の円口座へ送金
先日売却した中国株で現金化した人民元を日本の口座へ送金することにした。
戦略的撤退である。
ここ最近は元と円レートは再び、20元を超えていたようだ。この状況にも関わらず、対円で元の価値が上がっている。日本円がそれだけ弱いということか。
先週ウォッチしていた時は、19.4くらいのレートであったのでラッキーだ。
中国元を口座から、日本の口座へ送金するために必要な書類等は次の通り。自分で準備しなければならないものと、会社に準備してもらう必要があるものがある。
■自分で準備するもの
- 納税証明
- パスポート
- 送金先の情報(口座番号、口座名義、Swiftコード、銀行住所等)
- 中国の住所
- 日本の住所
納税証明は、会社に準備してもらう労働契約書の納税証明期間に合わせて、自分でアプリからダウンロードし印刷する。Swiftコードは各銀行に一つ割り当てらているようで、ネットで検索すればすぐに出てくる。三菱UFJであれば、「BOTKJPJT」の8桁、11桁を求められた場合には更に「XXX」を下三桁に加える。中国銀行の場合は11桁を求められたので「BOTKJPJTXXX」で提出する。
■会社に準備してもらうもの
- 給料明細
- 納税証明期間中の労働契約書
- 工作許可証カード
自分の頂いた給料以上を送金することはできないらしい。
送金作業はかなり時間がかかる。どんなに空いていても、最低2時間は見ておいた方が良い。待ち時間なく、担当者も手慣れた手付きで作業を進めていたが、それでも2時間はかかった。
まずは中国銀行口座内で元から円へ両替を行い、その円を日本の口座へ送金する手順で行われるようだ。その度に書類へのサインを求められる。計6,7枚の書類に英語でサインを行う。
何やら担当者がパソコンに必要情報を入力していき、ようやく送金が終わる。
送金した際の実際のレートは計算してみると19.96元だった。20元には及ぼなかったものの、もっと悪いレートを想定していたのでラッキーだ。
手数料はなんと280元。約5600円だ。日本でATMを使って引き出しまくるのとあんまり変わらないではないか。
とりあえず、無事送金が完了し、一旦元から撤退することができたのでよしとしよう。欲を出しすぎるのは良くない。