三菱商事
就活生なら誰もが一度は耳にしたことがあり、高収入を求める多く学生達がエントリーする五台商社のトップ三菱商事。
配当額は税引後8,723円となった。
累進配当を方針を打ち出しており、安定して保有し続けられる永久保有銘柄だ。
バフェット砲によって、株価は随分に上がってしまった。
直近で7,000円台をつけてしまっている。配当金が税引前200円出るとして利回りは2.8%程度にまで低下してしまったが、これからも株価は伸びていく可能性があると思っている。
コロナ禍で2,300円で購入できたのが信じられない。仮に配当200円とすると利回り8.7%だ。
個別株において購入タイミングはメンタルを保つためでも本当に大切。
九州旅客鉄道
ポートフォリオにインフラ関係を加えるため、比較的高配当銘柄として当時購入した九州旅客鉄道。
こちらの税引後配当は、7,876円。税引前の年間配当は一株あたり93円だ。
九州旅客鉄道の株主還元方針は、「株主還元は長期安定的に行っていくことが重要であると考え、2024年度までの間は、1株当たり配当金93円を下限として、連結配当性向35%を目安に配当を行い、状況に応じて機動的に自己株式取得を行います。」とのこと。
とりあえず来年も93円は配当として受け取れるだろう。
前期の配当性向は46.9%と目安の35%を大きく上回っており、収益状況が改善しなければ、24年度以降減配も起こりうるかもしれない。
なお、24年度には配当金一株あたり93円で、配当性向35.9%の予想となっている。
来年の配当性向がどの程度になるか、注視が必要だ。
MIRATHホールディングス
MIRATHホールディングは以前はタカラレーベンという社名だった。不動産事業を中心に、エネルギー事業やアセットマネジメント事業を行っている。当時高配当かつポートフォリオの分散のために組み入れた銘柄だ。
今期受け取った配当金は税引後1,525円。年間の税引前配当金は一株あたり22円とようやく右肩上がりで回復。
株主還元の方針は、やや抽象的で、
「ミラースホールディングスは株主の皆様への利益還元を会社の最重要課題の一つと位置づけています。その原則のもと、さらに成長を継続していくうえで重要な内部留保を適切に確保しつつ、業績に応じた安定的な配当を継続していきます。」
とのことだ。
増配を実施した一方、配当性向は52.5%とかなり苦しめな印象。
増配余地は少ないか。
日本航空
みなさんご存知のJAL。2年の無配期間を経て、今期ようやく配当金が復活した。
受け取った税引後配当金は2,118円。年間の一株配当金は25円だ。
来年の予想配当は年間40円を想定している。現在の株価は3,000円ほどであるから、利回りは、約1.3%ほど。まだまだ配当利回りは低い。
JALはコロナ前高配当銘柄の一つであった。今後の着実な成長に期待したい。
株主還元方針はこちらもやや抽象的。
「株主の皆さまへの還元を経営の最重要事項のひとつとしてとらえており、将来における企業成長と経営環境の変化に対応するための投資や強固な財務体質構築に資する内部留保を確保しつつ、継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、株主の皆さまへの還元を積極的に行うことを基本方針としております。」
とのことだ。
配当性向は、31.7%とこれから業績がますます回復へ向かえば、増配の余地はあるだろう。
旅行が嫌いという人はほとんどいない。好奇心というのは人間の本質的な欲求だからだ。だからこれからも旅客数というのは回復し、どんどん伸びていくだろうと私は思っている。
早めに仕込んでおくと吉かもしれない。