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海外赴任のメリット・デメリット 向いている人の特徴は?

overseas
  • 海外赴任するとどんなメリットがあるの?
  • 逆にデメリットは何?
  • 海外赴任に向いている人はどんな人?

海外赴任について気になる人も多いと思います。

本記事では、海外赴任して1年の私が思う海外赴任のメリット・デメリット、海外赴任が向いている人について紹介します。

海外赴任のメリット・デメリット

メリット

給料・福利厚生

まずはなんといっても給料福利厚生

20代後半で年収400万円ほどしかなかった私でも、手取りで600万円ほどに跳ね上がります。

基本的には1.5倍、実際の手取りベースでは1.8倍ほどに膨れ上がります。

業績が良ければ、これに加えてボーナスも支給されます。

給料に加えて、福利厚生として、

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 税金関係
  • 医療費

などが全て会社負担

圧倒的なスピードで資産形成を進めることができます。

日本では考えられない厚遇です。

言語力

続いて言語力

嫌でも仕事で毎日言葉を使わなければならないし、生活していくためには最低限の言語力が必要です。

半年も生活すれば、耳も慣れてきて、話せなくてもなんとなく意味がわかるレベルになってきます。

人間の適応力は素晴らしいです。

さらに努力して勉強すれば、自分のキャリアアップにも役立つでしょう。

人脈形成

人脈形成も一つの大きなメリットです。

海外に住んでいると少なからず、日本人のコミュニティというのが存在します。

皆さん日本の駐在員として来られている場合が多く、優秀な方が多いです。

日本人コミュニティは良くも悪くも閉鎖的なので、繋がりが強くなります。

日本人だけでなく、自分が行動しさえすれば、現地の方との人脈も形成していくことができます。

価値観

よく海外に出てみて価値観が変わると言いますが、本当に価値観が変わります。

これは、「海外旅行」や「留学」にきて価値観が変わるというそれとは別次元で変わります。

私は学生時代、海外旅行や留学も経験しましたが、やはり現地で実際に働くということは更に何倍もの価値があります。

また良くも悪くも、「お金」があるからこそ自分がこれまで知らなかった世界へも足を踏み入れる機会も多々あります。

自分の価値観が広がり、洗練させていくことができますよ。

キャリア形成

キャリア形成にも優位に働くでしょう。

海外で働いた経験、マネジメントした経験、そして磨かれた言語力に環境適応力。

日本にいては経験できない経験ですので、少数派=市場価値が高まります。

もちろん海外赴任をしたから市場価値が高まるというわけではなく、大切なのはそこでどのようにして何を成し遂げたかです。

やりがい

やりがいの部分も大きいです。

日本で働いていたときは、言われたことをただただこなす作業。

海外では、役職こそなかれ権限が広いです。

自分の好きなようにやらせてもらえますが、責任も大きいです。

本当にやりがいがあります。自分がやればやるほど成果を出すことができます。

逆に帰国時には、海外では社長をやっていても、日本に帰ると一般の中間管理職にすぎなくなり、やりがいを失ってしまう方も多いようです。

通勤ストレスからの解放

通勤ストレスからの解放は地味にでかいです。

毎日おしくらまんじゅう状態の満員電車に乗らなくてもよいというだけで、通勤することへの気持ちの持ちようが全然違います。

これは赴任地にもよると思いますが、中国は基本的にどこも運転がNGになっていると思います。

都市では通勤者が用意され、田舎では車通勤が可能なところが多いです。

スーツからの解放

スーツを着る必要もありません。これも日本で働く我々にとっては大きいですね。

社員はTシャツ、ジーンズにスニーカーという人もいます。

日本人でもTシャツは流石にいませんが、ポロシャツで出勤してる方はたくさんいますね。

私は用意するのがめんどくさいので、ユニクロの感動パンツにシャツを着ていますが、ジャケットを羽織っていく必要がなくなったのは大きいです。

スーツを着る必要がなければ、メンテナンスもする必要がないですからコスト削減にも繋がります。

デメリット

業務増

業務量が圧倒的に増えます

基本的に日本のように各スタッフが機能するわけではありません。

調整しなければいけない局面などは、大体日本人が入って全てを決めなければなりません。

ただでさえ少ない、海外派遣員に業務が集中します。

毎月提出しなければならないレポート関係も膨大にあります。

言語が違うため、自分自身も日本と同じようなスピードでこなすのは難しいです。

ただ、定時には帰って飲みに出かけているサラリーマンの方々も多く見かけますから、これは会社によると思います。

ストレス

ストレスのかかり方が尋常ではないです。

主なストレスは次の通り。

  • 生活環境
  • 仕事内容/本社からのプレッシャー
  • 食事
  • 医療
  • 言語
  • 閉鎖的な人間関係
  • 家族の心配

これらのストレスにうまく対処できるかどうかが、海外赴任を楽しめるかのキーポイントになってきます。

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孤独

海外赴任者は孤独に耐えなかればなりません。

今はコロナということもあり、日本へも中々帰れない状況ですから、家族や友人と会う機会も更に減るでしょう。

現地で友人をたくさん作っていらっしゃる方もいますが、平日は残業が多いですし、社長・上司より先に帰ることはできないという暗黙のルールが弊社にはあります。

疲れていると中々、土日に出るのも億劫になってきます。

逆に言えば、圧倒的な成長環境でもあります。

この環境をどう使うかは自分次第です。

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家族

家族のことを考えなければいけない局面も多いです。

病気になったらどうするか、子供の学校はどうするか、家族の精神状態は問題ないのか。

海外赴任をする場合、奥さんは仕事を辞めて専業主婦になっているケースが多いです。

やることがないと更に孤独を感じるので不満が爆発します。

そのストレスの捌け口としても、耐えていく必要があります。

病気時の不安

病気になったらどうしよう。そんな不安もありますよね。

会社が通常の場合、日本語対応の窓口を教えてくれますが、それでも不安なものは不安です。

医療が発達していない国で、病気になった場合、他の国へ送られて治療を受けるケースもあります。

健康には特に気を使いましょう。

婚期

独身、パートナーなしで海外赴任すると婚期が遅れる可能性があります。

結婚願望があり、これからも海外で働き続けたいと考えていらっしゃる方は、できることなら日本にいるうちに結婚は済ませておきましょう。

最近は海外婚活も流行っているようですが、地域によっては日本人が全然いない場所もあります。

もちろん人種にこだわりがない場合は問題ありません。現地の方と結婚しましょう。

赴任先でも運命のパートナーに出会うことができるか。

これは自分の行動力次第です。

人生設計

人生設計が非常に難しいです。

自分のキャリアにおいて、いつ海外赴任するか、いつ日本に帰任できるかもわかりません。

異動は突然にやってきます。

それによっていつ結婚するのか、子供はいつ欲しいのか、親の介護はどうしたらいいのか、など。

悩みは尽きません。

上司や先輩方のキャリアを参考に、いつどんなケースでも柔軟に対応できるように、心の準備をしておくしかありません。

海外赴任が向いている人の特徴

好奇心旺盛

好奇心旺盛である方にとっては、もってこいだと思います。

毎日が新鮮な学びの場です。

驚きと発見の連続

好奇心を駆り立てられます

日本とは違う文化を寛容に受け入れられる度量も必要ですね。

孤独が平気

孤独が平気な方も向いていると思います。

逆に学生の頃から、誰かと一緒にいなければ不安になる、群れていなければ何もできないという方は絶対に不向きですのでやめておいた方がいいです。

孤独感に苛まれて帰国してしまう方も実際多いですから、元々一匹狼のである方が適応が早いと思います。

メンタルが強く体力がある

メンタルが強く体力がある人でないと、海外赴任はやってはいけません。

メンタルをやられて、日本に帰国される方は本当に多いですし、無理をして体を壊して帰られる方もたくさんいらっしゃいます。

日本からのプレッシャー、上司からのパワハラ、夜の飲み会、休日のゴルフなど全てに対応できる人材が求められます。

常日頃から、マインドフルネスを行い、体力をつけておきましょう。

チャレンジ精神とやりきる力

チャレンジ精神とやりきる力が必須です。

毎日が挑戦の連続。どんな形であれ最後までやりきらなければなりません。

これも非常にしんどいです。

自分以外に自分の業務をこなせる人間はいないので、日本のように自分ができなければ、他の人がやってくれるといったようなことは絶対にありません

自律できる

自分自身を律する必要があります。

海外に来て給料が増えると、まるで自分が偉くなったかのように振る舞うおバカな派遣員が本当にたくさんいます

実際、全く能力のない派遣員が多いのも事実です。

そういう人は大体勉強を怠り、夜の街でストレスを発散しています。

何事もバランスが重要ですね。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力に関してはいうまでもありませんね。

海外でなくても必要とされるスキルです。

仕事は人とのコミュニケーションの上に成り立ちます。

言語力も確かに必要なスキルではありますが、言語力=コミュニケーション能力ではありません

大切なのは相手とコミュニケーションを取りたいという気持ちだと思います。

チャンスがあれば海外赴任に挑戦しよう!

■海外赴任のメリット

  • 給料・福利厚生
  • 言語力
  • 人脈形成
  • 価値観
  • キャリア形成
  • やりがい
  • 通勤ストレスからの解放
  • スーツからの解放

■海外赴任のデメリット

  • 業務増
  • ストレス
  • 孤独
  • 家族
  • 病気時の不安
  • 婚期
  • 人生設計

■海外赴任に向いている人

  • 好奇心旺盛
  • 孤独が平気
  • メンタルが強く体力がある
  • チャレンジ精神とやりきる力
  • 自律できる
  • コミュニケーション能力

海外に赴任すればたくさん辛いこともありますが、人としても大きく成長する機会に恵まれます。

もしあなたにもチャンスがあれば、ぜひ挑戦してみてください!

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RIO
・18歳: ド田舎より上京 ・22歳: ドイツ遊学-ヨーロッパ放浪 ・23歳: バカ田大卒業-世界一周 ・23歳: 地元企業→FIRE決意-株式投資開始 ・29歳: 上海駐在-中国株開始 将来の夢:FIRE→起業して海外多拠点生活 座右の銘:「なんとかなる」