- 三菱UFJのユニオンバンク売却で今後どうなるの?
- 日本語対応は今後もしてもらえるの?
- 私たちのお金は大丈夫?
ユニオンバンクで口座をお持ちの方はこういった悩みをお持ちかと思います。
英語もできない我々日本人にとって、非常に心配な出来事ですよね。
今回はユニオンバンク売却で考えられるリスクについて考えたいと思います。
三菱UFJ米ユニオンバンクを売却
2021年9月21日、我々海外投資家にとっては衝撃的なニュースが流れました。
なんと三菱UFJフィナンシャル・グループが傘下の米ユニオンバンクの全株式をアメリカで第5位のUSバンコープに売却するというニュースです。
売却額は80億ドル(約8800億円)で、このうち55億ドルを現金で受け取り、残りは バンコープが自社株を割り当てる形を取り、MUFGは2.9%程度(25億ドル相当)を取得。
ユニオンバンクを使用されている方、ユニオンバンク経由で米国証券口座Firstradeを経由して米国株へ投資をされている方々にとっては、なんとも不安になるニュースではないでしょうか。
ユニオンバンクとは
個人投資家の皆様の中には海外口座を持つためにユニオンバンク口座をお持ちの方も多いと思います。
ユニオンバンクとは
MUFG Union Bank, N.A.(ユニオンバンク)は、世界で最大の金融機関の一つである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のグループ銀行です。ユニオンバンクは、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州に支店を展開しており、邦銀の米国グループ銀行としては、最大規模を誇ります。MUFGグループの一員として、ユニオンバンクは質の高いサービスと革新的な商品を提供しています。
三菱UFJ HP
日本にいても海外口座を開くことができ、海外証券口座とも連携できる便利な口座です。
売却で考えられるリスク
日本語対応の停止
以前、ユニオンバンクに電話をかけたことがありました。
その際、やっぱり日本人が対応してくださるので、分からないことは日本語で質問し、日本語で返答が来るのでとっても安心でした。
我々にとってとても重要な「お金」に関することなので、この日本語対応サービスがなくなってしまうとこちらも利用の継続について再検討しなくてはなりませんね。
ユニオンバンクが三菱UFJから米国銀行へ売却されるとなると、日本人対応ユニットが廃止されるリスクは想像に難くないでしょう。
これは長期でユニオンバンクを利用したいと考えていた私にとっては非常に頭の痛い問題です。
日本人の新規口座開設への制約
ユニオンバンクが何故人気なのか。
その理由の一つに、日本にいながら米国銀行の口座を持てるといったメリットあったからです。
それは、ユニオンバンクが三菱UFJの傘下であったため、三菱UFJが諸々の手続きを代行していたためです。
今回の売却で、UFJ経由での口座開設は遅かれ早かれなくなってしまうことが容易に想定されます。
以前にHSBC香港でも、日本人への新規口座開設がかなり厳しくなっているというニュースを見ました。
日本人は英語も中国語も話せず、何か問題があったときに電話をかけても対応できない人も多いのも理由の一つだと思われます。
もし、まだ口座を持っていない方がいらっしゃいましたら、今すぐ口座だけでも作っておくことをおすすめします。
リスクを考慮して、投資戦略を見直そう!
想定するに、急に日本人向けのサービスがなくなるといったことはないでしょうが、おそらくですが一定期間を経て日本人向けのサービスは徐々に縮小されていくでしょう。
このようなリスクをしっかり踏まえた上で、投資戦略を見直しましょう。
またこれから、新規で口座開設を考えておられる方は、早めに開設しておくことをおすすめします。