- 20代で海外赴任したらいくらもらえるの?
- 現地給と日本円それぞれどれくらい?
- 海外赴任者の他のメリットは?
海外駐在員のリアルな待遇って気になりますよね。
今回は20代サラリーマン6年目上海駐在員のリアルな給料を公開したいと思います。
この記事を読めば、海外赴任者がだいたいくらもらっているのかがお分かり頂けるかと思います。
海外赴任者の給料
まず、海外赴任者の給料ですが、一般的に
- 現地通貨
- 日本円
の2つでもらうことができます。
私の場合は人民元が中国現地の銀行口座へ、日本円給料は日本の口座へと振り込まれます。
ざっくりいうと、現地通貨:日本円=2:1くらいの割合です。
給料明細
それぞれの給与明細について見ていきます。
現地通貨
まずは現地通貨の給与です。
現地通貨の給料は26,397RMBです。
日本円で約42万円。
内訳は次の通り。
- 基本生計費
- 海外役割給
- 配偶者赴任手当
- 教育手当
順番に見ていきます。
基本生計費
22,560RMB。
こちらは、現地で生活するための給料です。
基本給から、非消費支出率や生活費指数、生計費為替レートなどさまざまな指標をもとに、複雑な計算式から算出されます。
海外役割級
3,837RMB。
役割等級毎に決まっています。私の場合は一番低いので4万円。
一つ上がれば、5万円。
もう一つ上がれば8万円。
MAX22万円まであります。
MAXまで行くと海外役割給だけで新卒の給料並みですね。
配偶者赴任手当
配偶者が帯同する場合、帯同に対するインセンティブとして26,000円を現地通貨に換算して支給されます。
私の場合は帯同していないので0です。
配偶者が扶養控除対象になっている必要があります。
教育手当
3歳から17歳までの子女が入り場合に支給されます。
支給額は年齢によっても変わります。
私の場合は0です。
日本円
次に日本円の部分を見ていきます。日本円の給料は約15.5万円です。
- 基礎賞与
- 海外勤務給
- 国内社会保険料
- 特別地域手当
順番に見ていきます。
基礎賞与
賞与のうち、基礎賞与分が給与に折り込まれて支給されます。
こちらは約6.5万円。
海外勤務給
海外勤務に対するインセンティブとして、基本給の20%相当額から非消費支出を控除した金額が支給されます。
こちら約4万円。
国内社会保険料
国内で控除される健康保険料、厚生年金保険料を補填するために支給されます。
こちら約4万円。
特別地域手当
会社が必要と認めた都市に支給されます。
上海は最も安全な地域枠なので1万円。
直近は3万円だったのですが減らされました。
バングラデシュだったりすると20万円近くになるそうです。
かといって赴任したくはないですね。
海外赴任の他メリット
弊社の場合のメリットは次の通り。
- 住居費無料
- 水道光熱費無料
- 通信費無料
- 医療費無料
- 出勤時は社用車
- 税金は会社負担
住居費だけでも約20万円弱のメリットを享受しています。
そして税金は会社が負担してくれるというのが最も大きなメリット。
基本的に固定費の負担はなく、単身なら食費や生活費しかかかりません。
海外赴任者は超高待遇!
20代社会人歴6年目のサラリーマンが赴任すると手取り額は約60万円近くになります。
日本の税引前給料が約25万円程度で、ここから税金等を引かれていましたから、私の場合は2倍以上の手取り額となりました。
ただ中国のボーナスは1回で、月々に基礎賞与が振り分けられているため、実際のところは、1.5~1.8倍ほどになると思います。
これらに加え、福利厚生のメリットを享受できるとなると、体感は生活が3倍以上楽になったという感覚です。
やっぱり海外赴任はストレスはあれどもやめられませんね。
今からでも遅くはありません。
収入を増やしたければ、海外赴任の可能性がある会社へ転職しましょう!