- 海外赴任が決まったんだけど、婚期逃しそうだなあ
- 子供はどうなるんだろう
- 親の介護はどうしよう
海外赴任のある会社って人生設計が本当に難しいなあ〜と思いませんか。
その時の赴任地や、突然発生するライフイベントによって臨機応変に対応しなければなりません。
今回は海外赴任がある会社の人の特有の悩みと解決案(人生の先輩方の考え方)を紹介したいと思います。
海外赴任者の悩み
結婚のタイミング
まず、大きな壁にぶち当たるのが結婚だと思います。
日本で既に結婚されている方、結婚願望のない方、外国人と結婚でもOKという方には問題ないでしょう。一般的には日本人同士で結婚したいと思う日本人が多いと思います。
海外へ赴任すると、赴任地にもよりますが日本人と出会える確率は当然、日本より減ります。
アメリカや中国、タイなど日本人が多い地域への赴任であればラッキーですが、少ない国に赴任すると日本人と出会う機会は減り、また非常に狭いコミュニティになってしまいます。
できれば日本人と結婚したい!と思っていらっしゃる方は、日本でパートナーを見つけておくのが望ましいです。
ご両親も安心されるでしょう。
長期に渡る海外赴任にの結果、婚期を逃してしまう方も非常に多いですから、自分の人生設計についてよく考え、日本にいる間に後悔しないよう婚活を行っておきましょう。
20代という若い年代かつ未婚で海外赴任をした場合、会社に帰国希望を出す、もしくは転職する方も非常に多いです。
・日本人と結婚したいならば、可能な限り日本にいるうちにパートナーを見つけておく
・海外赴任先でも出会いはある。諦めず行動しよう。
・自分の人生において結婚を優先するならば、赴任中に帰国希望、もしくは転職もあり。
子供のタイミング
海外赴任に限ったことではありませんが、子供をどのタイミングで何人産むかというのもライフプランにおいて非常に大きな要素です。
子供が産まれると、子供年齢がいくつの時に、自分が何歳になっているか確定します。
子供が小学生や、中学生、高校生になるタイミングで自分は何歳になっているのか、その時どういった働き方をしていたいのか。
赴任地によっては単身赴任をするのか、もしくは一緒に住むために転職したり独立を考えるのか。
そのライフプランに基づくと、あと何年でいくら必要なのか、リスクにも備えることができますね。
パートナーと真剣に子育てや教育方針についても話し合ってみるとよいでしょう。
・タイミングや教育方針などは、人生設計も踏まえてパートナーともしっかり話し合おう。
単身赴任のタイミング
いつ、どのような条件下で単身赴任をするか?というのも考えておいたほうがよいでしょう。
赴任地がどのような場所であったら単身赴任をするか、子供がいくつのタイミングになったら単身赴任をするか、さまざまなケースを考えて、しっかりパートナーとも話し合っておきましょう。
赴任地については不確定要素も多いですが、赴任された先輩方の生活の話をきくなど、積極的に情報取集をしておくと、ある程度赴任先の現地の生活をイメージし、自分のケースに置き換えて想定することができます。
・自分の先輩方やネットを通じて、赴任可能性のある国の生活をイメージしておこう。
・条件出しをして家族と話し合い、コンセンサスが取れているといざという時に慌てずにすむ。
単身赴任中の家族の居住地
パートナーと話し合い、単身赴任をすると決めた場合には、パートナーと子供の居住地についても考えなくてはなりません。
基本的に単身赴任中の家賃等の費用については、会社からは出ないので実費負担となります。
そうなると家賃の高い関東圏は避けたいものです。
パートナーのご実家の近くに住われる方が多いようですが、空港に近く教育水準も高い関東圏での居住を選択される方もいらっしゃるようです。
・居住地域の候補を挙げておき、生活費をあらかじめ試算しておこう。
・家族のコンセンサスが取れていると、いざというとき話し合いがスムーズ。
子供の学校
子供の学校についても考えなければなりません。
教育水準(学力偏差値)という観点において、私のような田舎の出身地であれば、公立が望ましいのかもしれませんが、首都圏であれば私立の方が高い傾向にあります。
一方で公立と私立では、学費が大きく異なります。
例えば高校のケースで考えた場合、公立であれば1年間で約50万円、私立であれば約100万円。
3年間で一般的に2~2.5倍もの差が生まれるようです。
また、受験の性質上、公立は一校のみしか受けられませんが、私立はいくつでも受けられます。
子供の教育のリスクヘッジもどのように考えるか?も重要な観点となってきます。
教育の差は、将来の年収の差にも大きく影響する可能性がありますから、しっかりと考えてあげたいものですね。
・教育の子供の将来を大きく左右する。
・費用面も試算して準備しておくと、いざというときにお金の心配をせずにすむ。
両親の介護
両親の介護をどうするのかというも大きな問題になります。
両親もいつまで健康にいてくれるかはわかりません。病気も突然にやってきます。
介護の都合で、海外赴任を断念される方も非常に多くいらっしゃいます。
・両親の介護の関係で、赴任を断念する方も多い。
・兄弟がいるならば、あらかじめ話し合っておくと急なトラブルは回避できる。
日本の家
賃貸でなく、マイホームの購入を検討しているならば、いつどこで買うのかも将来的に考えなければなりません。
自分の実家の近くに住むのか、パートナーの実家の近くに住むのか、それとも空港にアクセスが良い関東圏に住むのか。
よくあるのがマイホームを購入した途端に、海外赴任が決まったというパターン。
海外赴任は本当に突然やってきます。
家を売却するのか、もしくは賃貸として貸し出すのかそれも決めなくてはなりません。
価格も地域によって全然違います。自分が定年後を住むことも踏まえて検討しましょう。
・家は人生において最も大きな買い物。異動可能性も考慮して購入検討しよう。
・自分一人で決めず、しっかりパートナーとも話あっておこう。
まとめ
海外赴任のある会社の人生設計は本当に難しいです。
自分が想定もしていなかったライフイベントが発生する可能性も多々あります。
そんな中でも自分で積極的に情報取集をしながら、あらゆるケースを想定して、できる限りのリスクに備えておくと、自分にとっても家族にとっても安心です。
あなただけでなく、ご家族の人生のこともしっかり考えてあげなくてはなりません。
不確定で不安なことも多々ありますが、それらともしっかり向き合いながら海外駐在ライフを満喫しましょう!