中国人の友人の家で火鍋を食う
中国人の友人に家に招待してもらった。
こんなに嬉しいことはない。上海に2年住んで初めてのことだ。
一緒に火鍋を食べようと言うことで、友人の奥さんに火鍋を作ってもらった。
私は辛いのを食べると次の日お腹の調子が悪くなると言うことで、辛くない火鍋を作ってくれた。
こんなにもたくさんの具材。どれも美味しい。
中国は食べれない量で持てなして、招かれた側は残すのが礼儀だ。なぜたべ切れない量を出すのか。それが中国人にとって「豊かさ」の証拠だからだ。貧しい人たちには到底できない、食べきれない量を提供できる自分はお金があるという証になる。
逆日本人は、戦争を経て、満足にご飯を食べることができなかった時代があり、残すことは「勿体無い」という文化が根付いている。食事は一切無駄にしてはいけないと小さい頃から教えられてきた私たちにとって食べ物を残すことは許されない。いつも無理して食べてしまう。
そんな文化の話をしながら、お酒を嗜むことができる中国人の友人ができたことを嬉しく思う。友人はプライスレスだ。
彼は上海で家をいくつも貸しており、いわゆるお金持ち、会社での給料がいくらであろうが、彼には関係ないようだ。今の会社を辞めたら、もう二度と働きたくないらしい。定時に帰ることができて、プレッシャーがない仕事ができればそれでいいそうだ。
私と考え方は似ている。違う点は資本がない点だ。中国においても、資本がモノをいう。
いつか彼のような生活ができるだろうか。
今後毎月お互いの家でやろうということになった。来月も楽しみだ。
今日は上海駐在で忘れられない一日にあった。
今後もこういう一日を増やして行けたらいいな。