上海で物件見学
上海に来て2年が経つ。上海での契約期間は通常2年だ。
契約更新の月となり、今後一人暮らしではなくなる可能性もあるため半年での契約更新を申し出たのだが、半年であると現在住んでいるサービスアパートメントところから値上げを言い渡され、泣く泣く現在の住まいを出なければいけないことになった。
その値上げ幅は約3万円の値上げだ。日本ではあり得ないレベルの値上げではないか。1年契約であれば、そのまま住み続けられる可能性もあるとのことだったが、とりあえず不動産を見て回ることにした。
住まいを選ぶ際の優先順位はなんだろう。
- 値段→会社負担
- 駅近い→タクシー利用
- スーパーが近い→デリバリー
- 清潔さ
- できれば浴槽
住まいを選ぶ上で最も重要なファクターは家賃だと思うが、派遣員だと会社が負担してくれる。約30万円ほどもする物件に住むことができるのだ。現在引っ越しを検討している場所はまたホテル兼サービスアパートメントの物件で、家具は全て装備。光熱費も込みで、今回は日本のテレビも契約されているらしい。掃除も週に1回入ってくれる。こんな経験は日本にいる並のサラリーマンでは到底無理だろう。住まいはQOLに直結する。中国であれば自分で運転することも安全の面から禁じられているため、会社の車で送迎だ。
こういった福利厚生だけでなく、日本の住民ではないため住民税も払う必要もないし、厚生年金だって会社が負担してくれる。手元に残るという意味では日本にいた時の約3倍に近いかもしれない。上海は不動産価格も高いので仮に家賃も含めれば約5-6倍近くになるだろう。
こんな待遇であるから、生活水準さえ変えなければ、資産形成が日本にいたときとは比べ物にならないスピードで進む。といっても周りの人間も同じような人間が集まるので支出のコントロールというのは本当に難しい。
仮に経済的自由を達成したとして、この破格の待遇を捨て去ることはできるだろうか。ものすごく迷いそうだ。そんなことはとりあえず経済的自由を達成してから考えようと思う。